入稿ガイドライン
こちらでは「完全データ入稿」によるご注文の際の、データの作成方法をご案内いたします。
完全データ入稿とは、お客様ご自身で作成されたデータや外部の制作会社等のデザイナーに依頼して作成したオリジナルデザインの印刷データ(Adobe Illustrator .ai形式に限る)をご注文の際に添付いただき、弊社にてそのまま印刷しお届けする方法です。
STEP 1
まずは、弊社でご用意した「制作用テンプレート」をダウンロードしてください。
Adobe Illustratorの、最新のCC(Creative Cloud)バージョンに対応しています。
※ CS(Creative Suite)など、古いバージョンをご使用の場合は弊社にて変換いたしますので、ご注文の際、「ご指示内容」欄に古いバージョンで入稿される旨を記していただくか、届いた注文確認メールへの変身にてお知らせください。
STEP 2
下記ガイドラインを必ずお読みになり、Adobe Illustratorにて、各注意事項に従ってデザインデータを作成してください。
※ 必ず、以下のガイドラインを守ってデータを作成してください。条件が満たされていない場合は、データの差し戻しによる作業遅延や、不鮮明な印字・線、色ブレなどの印刷事故の原因になることがございます。その場合は、クレーム事案として対応いたしかねますのでご注意ください。
※ 弊社がデータのチェックをさせていただき、問題の有無を確認させていただくのは 【CHECK!】 と記している項目です。それ以外の項目については、お客様の任意のご判断によるものとして、原則そのまま印刷いたします。完全データのご入稿が前提であり、免責事項に抵触しますので、弊社でのデータの修正はいたしません。問題がある場合は、メールにて差し戻しのご連絡をいたします。
▼ 入稿ガイドライン ▼
重要! 下記、すべての項目をデータに適用してください。
カラーモードについて
- 【CHECK!】 ドキュメントのカラーモードは必ずCMYKカラーに設定してください。「ファイル」➡「ドキュメントのカラーモード」で、CMYKを選択してください。RGBでは正しく発色できません。
作業レイヤーについて
- オブジェクトはすべてCMYKレイヤーに配置してください。それ以外のレイヤーに配置したオブジェクトは一切印刷されませんのでご注意ください。
- 「CMYK」以外のレイヤーは、ロックをはずさないでください。レイヤーを削除したり変更すると印刷に支障をきたす場合があります。
オブジェクトの天地について
- オブジェクトを配置する際、天地(上下)方向を必ずご確認ください。天地は各フォーマット上に記載されています。
- 特に、縦デザインの名刺や、表紙がある二つ折り名刺や封筒の蓋部分等は十分ご注意ください。
フォントについて
- フォントは4ポイント以上のものをお使いください。
- 【CHECK!】 文字データは入稿前にすべてアウトライン化して保存ください。
線について
- 極端に細い線は潰れたり不鮮明になることがございます。弊社が推奨するデータ内の線の太さは0.25ポイント以上です。
色の配合について(オフセット印刷の場合)
- 弊社では、オフセット印刷でご注文の場合、合板印刷(様々なお客様のご注文を同じ版で印刷)するため、配合の規定を設けております。CMYKやCMYすべてを含有した組み合わせで配合した色をご指定の場合は、商品個体により色の差(色ブレ)が出やすくなり、ご注文毎に同じ色を出すことが難しくなりますが、これは不良品の対象外となります。※ オンデマンド印刷の場合は独版印刷の為、影響ありません
対策:色ブレ防止のため、色の配合を調整してください。
不安定な配合:茶色・赤茶色・紺色・しゅう色・深緑・うぐいす色・黄土色・灰色など。特にCMYK 4色全て、またはCMY 3色で作った色。
安定する配合:CMYの内2色とK、CMYの内2色、CMYの内1色、Kのみのモノクロ。 - CMYK全て100%で構成されている黒=「4色ベタ」は、印刷の許容量を超えた大量のインキが紙に転写されるため、乾きが悪くなったり、印刷後に紙が重ねられた際に、乾いてないインキが上の紙に付着してしまう危険性があります(裏移り)。また4色ベタが広範囲に渡ると、紙同士がくっついてしまい、その後の工程で用紙がはがれる際に、印刷面もはがれて傷がついてしまうことがあります(ブロッキング)。このように4色ベタは様々な印刷トラブルの原因となりますのでデータ作成の際はお使いにならないようお願いいたします。
対策:K1色で表現するか、リッチブラック(C30%、M30%、K100%)をご指定ください。ただし、細かい文字や細い罫線にはK100%をお勧めします。 - 【CHECK!】 RGBでの入稿はできません。カラーモードをCMYKカラーに設定(ファイルメニュー→ドキュメントのカラーモード)してください。また、色の指定についても、パントーン・DICカラー等の特色はご使用になれませんので、必ずCMYKに変換してください。用紙の素材特性や印刷時の環境等により、実際のご入稿データよりも仕上がりの色が約10%~20%程度濃い色で仕上がる場合がございます。こちらの件に関しては、クレームの対象外となりますので予めご了承ください。
- Illustratorのオーバープリント(印刷時に色を重ねて印刷すること)設定は、様々なトラブルの原因になりますので、必ずチェックを外したOFFの状態で設定してください。
画像について
- 【CHECK!】 画像は入稿前にすべて「埋め込み」にしてください。
- 解像度は300dpi∼600dpiをお薦めします。
デザインエリアについて
- 背景や裁ち落としデザイン(画像などを裁断ラインを越えて配置する)の場合は、仕上がりサイズ(裁断ライン)から、3mm 塗り足し(商品によっては異なる場合があります)を付けてください。
- 塗り足しエリア外にはオブジェクトを置かないでください。
- 塗り足しエリアをはみ出した要素は、なるべくクリッピングマスクを使わず、余分な部分を切り取ってください。
- 編集エリアをはみ出して、テキストやロゴを置かないでください。
- 入稿前に、空テキストボックス、使わないガイド、印刷範囲外の素材など、必要のないものはすべて削除してください。
ファイル名について
- 保存の際、ファイル名は、文字化けの原因になりますので半角英数字で付けてください。
例: 91x55_h_YYMMDD_a → 91x55_h_210726_b
YYMMDDは入稿日(西暦下2桁月日)、aは、印刷件数によりa、b、c、d ...と変えて保存してください。
箔押オプションについて
- 箔押オプションをご利用になる場合は、「箔押」レイヤーに箔押を適用するオブジェクトを配置してください。
- 「箔押」レイヤーに配置する要素は、必ず「K100%(スミ)」で色を指定してください。
その他
- 入稿前に、オブジェクトの「ロック」をすべて解除してください。
- 「隠す」の機能は使わず、不要なオブジェクトは全て削除してください。
- 透明やフィルター(スウォッチ、ブラシ、ドロップシャドー)を適用したオブジェクトはすべてラスタライズしてください。
STEP 3
商品の個別ページにて、ご注文の際に、
「完全データ入稿」を選択し、
「ファイルのアップロード」で作成したデータをアップロードしてください。
※ 複数のファイルを同時にアップロードすることも可能ですが、なるべく一つのファイルに圧縮してお送りください(zip等)。
ご注文の流れは右記のとおりです。